十条の焼肉いつものところ | 日記 | 笑い話(アウトドア編)

2011年6月26日 店舗を移転し十条駅にリニューアルオープン!!「十条本格焼肉 いつものところ」

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十条の焼肉いつものところ の日記

笑い話(アウトドア編)

2010.12.02

     ●その1 金属アイスノン

清里大門川で好釣してホクホク顔で車に戻ってみると、車内は蒸し風呂状態だった。正面のウインドウガラスの真下に正東の携帯電話が6月の太陽の光をもろに浴びてギラギラと輝いていた。
「こんなところに置いとくと壊れちゃうよ」と行った時にはすでに手遅れで、液晶画面は何も映らなくなっていた。それでも釣れて機嫌の良い正東は、さほど気にするでもなくモスバック(徳の師匠が経営する喫茶店)へと向かった。
モスバックで釣り談議も一段落したところで、正東が思い出したように携帯をテ-ブルの上へ置き、「これどうしたら直るかな-」と言った。
事情を聞いた師匠が突然目を輝かせながら、「うちの冷凍庫に入れてみたら?」と言った。
熱してやられたのだから冷やせば治るかも・・・。単純な発想である。しかしこれは、釣りの達人的な発想でもある。押してもだめなら引いてみな、浮かせてもだめなら沈めてみな、自然に流してもだめなら動かしてみな。すでに釣りモ-ドに思考が染まっている正東と私徳は、師匠の「的を得たお言葉」に感動してしまってる。
かくして正東の携帯電話はモスバックの大きな冷凍庫に数時間眠る羽目となりました。
そして数時間後には見事な金属アイスノンと化したのでした。
私は釣りの達人と呼ばれる方々が釣りの世界を脱すると、少し変わって見られるその根源を垣間見たような気がした。
      

     ●その2 熊とちんどんや

草津に次男坊と行きました。
草津の嫗仙ノ滝と言う所に渓流魚がいるか気になってたので、きついトレッキングコースでは有りますが向いました。
入り口には「クマ出没注意」の看板と共に「発砲注意!」「クマが出たら騒がずにそっと離れるように」「この缶を叩いてから進んで下さい」と言った物騒な看板ばかり。ここまで見れば普通の人は気が変わって先に進もうとしないが、「そんな所ならばめったに人が入らずに釣り人にとってパラダイスに違いない」と期待を膨らませてしまう悲しい釣りキチの性。
先ずは備え付けの醤油缶を思い切り叩いてみる。たちまち「ギャッギャッ!」「チチチ!」「ピーピー!」「ウオーグオー!」と聞こえてくる。まてよ?最後の泣き声は何だ?次男坊と目を合わせもう一度叩いて見る。「ウオーグオー!」・・・
それからと言うものの息子は醤油缶、私は鈴を思いっきり鳴らしながらパチンコ屋の開店日のチンドンヤさんのような騒ぎで先に進んだ。先の見通せないカーブでは怒涛のような騒ぎである。
嫗仙ノ滝の有る小雨川に着いて釣りを始めたが、たいした時間もかからずにこの川に魚が棲めないと分かった。水質が悪いのだ。
釣りを止めて振り向くとカップル一組とお年寄り5人が到着。人が他にいると言う事がこんなに頼もしいとは!帰りはお年寄りグループと一緒だった。
到着するまでにクマよけの為に叩く醤油缶が三箇所、その一つをおじいさんが涼しい顔で「コン」と叩く。そうだ、それで良かったんだ。クマの聴覚には十分な効果なのだ。
それを手に持って叩き続けた自分達が恥ずかしくなる。顔を赤らめた息子が一言つぶやいた。「この道には当~分!クマは出て来ないだろうな~」       


     ●その3 やっぱり天然

徳は自他共に認めるアナログ人間である。
そして自分がそうだからと言ってアナログ人間=地下鉄が苦手=首都高も苦手と言う図式を勝手に信じ込んでいる。

めったに利用しない地下鉄の切符売り場では、路線図をたどっても中々目的地を探し出す事が出来ないで立ちすくんでしまう。そこに都営?営団?勘弁して?!

首都高も入り乱れた線の合流には参ってしまう。首都高を利用する今回の房総方面行きとなると、仲間の運転する車の後をストーカーか金魚の糞のようにつきまとう覚悟だ。

これらの原因として、物事をあまり真剣に覚えようとしない単なる天然と言う下敷きが有ると思う。

数年前こんな事があった。

「釣り行きの車内にて」

二人ともトイレ休憩の為、サービスエリアに入る。

方向オンチな徳、何を思ったのか出て行く車の後に付いてそのまま出てしまった。

  「ココはどこ?アタシはだれ?」

はちきれそうな膀胱を抱えて、正東が叫ぶ!

  「僕が彼女だったら、絶対別れてやる!」
      

     ●その4 危ないやつ

2007年3月に群馬県沼田周辺で釣りを楽しみました。
山菜採りを覚え始めの私は、その少し前に千葉で教わりながら採った楽しさが甦り、山菜を探してキョロキョロと釣りになりません。
沼田周辺は千葉より1ヶ月以上春が遅いようで辺り一面まだ茶色の世界です。そんな中見つけたフキノトウはエメラルドの宝石のように輝いてましたね。味をしめた私は他に何か無いものかと辺りを探し歩きました。するとアサツキのような葉を見っけ!掘って見ると立派な球根付き!威風堂々として見えました。
家に帰り袋から沢山取り出し、匂いをかんだ後かじって見ようとも思いましたが止まり、山菜図鑑を開きました。すると似たものにキツネノカミソリ有り!「間違って食べると神経麻痺を起こし死に至る」ゲゲッ!ヾ(゜0゜*)ノ「疑わしきもの採るべからず」大原則ですね(__。)私はそれを店の前の鉢に植えました。しばらくするとキツネノカミソリ特有のピンクの花が咲くはず・・・。
数日後、咲いた花を見てびっくり !(☆_☆)!
黄色い花!水仙でした。この頃、水仙の葉をニラと間違えて売ってしまい、買って食べた人が食中毒を起こしたと言うニュースが流れましたね。
一連の小さな騒動から私が痛感した事、「女房と山菜は苦手だけど好きだ~!」何のこっちゃ      


     ●その5 紀ノ川のナマズ

紀ノ川での釣り
渓流の話では無いが、聞いた後に何とも爽快な気分にさせてくれる話である。
私の友人の秋君が、親戚の事業を手伝いに和歌山県で暮らした頃に、実際に見た出来事である。
親戚の事業とは金融会社で、秋君はそこの店長として暇な毎日を過ごしていた。ある時、定休日を利用して社員達と紀ノ川で釣りをしながら、のどかな一日を過ごしていた。釣れても釣れなくてもいいやと起き竿にしておいたのが突然しなり始めた。大騒ぎの後に釣れた予期せぬ獲物は真っ黒いナマズだった。さっそくその足で会社に行き、使っていなかった大きな水槽を取り出して、ナマズを入れた。
 
ナマズの災難
次の日出社すると、社員の一人が近くの熱帯魚屋で小さくて綺麗な魚を沢山買ってきて、ナマズのいる水槽に入れた。ところが、水槽に入れた途端に小さな魚達がナマズめがけて一斉に襲いかかっていった。そう、その小さな魚達とは何とピラニアだったのです。ナマズにとってはとんだ災難でした。ピラニア達は急降下して噛み付く奴もいれば、スト-カ-のようにつきまといながら突っつき回す奴もいましたが、いかんせん小さいのでナマズはすぐに弱ってしまう事は有りませんでした。ナマズはと言うと、慌てて暴れるそぶりもなく嫌がって逃げる事もせず、目だけをギョロつかせながら動じないその姿には見習わなければいけない威厳が漂っていたそうです。それでもピラニア達に噛み付かれたところは黒い皮が剥げて白くなっていたり、ひどいところは白い糸くずを引くように皮膚がボロボロになっていました。「こりゃあかんのう。明日は骨だけんなって浮いとるわ。」社員達はナマズを気の毒に思いながらも、誰一人紀ノ川まで帰しに行こうという、既得な考えを持つ者もいないまま全員が退社してしまった。

怖いもの見たさ
翌日、出社した社員達はドアを開けて入るたびに、真っ先に水槽に目をやった。まさに”怖いもの見たさ”である。そして誰もが「ウオ-ッ!」と仰天して声を上げた。そこには骨だけになったナマズの見るも無惨な姿では無く、元気に泳ぐナマズの姿しかなかっのである。ピラニア達は全てナマズのおなかの中に収まってしまったのです。夜行性のナマズさんは夜をジ-ッと待って、一気に逆襲に出たわけです。それからというものは、社員全員がこのナマズを”先生”と尊敬し、朝、夕の挨拶も欠かさなくなったそうな・・・。

     
     ●その6 急用

・ブル-ガイドブック、「渓流釣りの旅」を読んで

初めて前日光の大芦川に釣りに行ったのは高校1年の時だった。
その頃でもすでに奥多摩や丹沢、奥武蔵、秩父では魚がスレていて、容易には釣れなくなったと感じ始めていた。だが、東京、神奈川、埼玉より遠くへ釣りに出掛けるのは当時の自分達にはいささか冒険に思えた。
小学校の頃から大事に読んでいた飯田という人が書いたブル-ガイドブック、「渓流釣りの旅」を何度も読み返しながら、一大決心で大芦川に行くことを決めた。
浅草を昼に出て東武線で新鹿沼まで行き、そこからバスに揺られながら、ため息の出るような素晴らしい渓流を見つめて初めての遠出に胸がときめいたものだ。
同行したのはJ君とC君で2人共家が浅草だった。浅草と言えば、”石を投げればヤクザに当たる”と言われたほどヤクザが多く「仁義無き戦い」と言うヤクザ映画の大ヒットにより街もにわかに活気だっていた。
J君はともかくC君の方はすでに任侠の世界に生きる雰囲気が漂い、顔も高倉健に良く似ていてケンカも強かった。
自然を愛する渓流釣りを楽しむ位だから、彼とは純粋な気持ちで通じ合うものが有った。

・ノスタルジックな雰囲気に興奮

古峰神社宿坊へ到着し先に宿泊費を払うと、坊さんが部屋へ案内してくれた。
部屋と廊下には大小様々な天狗の面が飾られていて、その貫禄と厳粛な雰囲気に圧倒された。
ここ古峰神社は天狗の神様を奉っていて、宿泊客は希望すれば、翌朝座禅を組み祈祷を受けることが出来る。とは言っても殆どの人がそれを目的にここを訪れる。釣り人や登山客は旅行の思い出に座禅を組んでいく人が多いようだ。必死の思いで祈りに来ている人達の邪魔にならないようにしよう。
部屋も決まり釣り支度を急いでいると、いきなりお婆ちゃんが襖を開けて「だに!」と言うので驚いた。「え!ダニ?!」と聞き直すと「めしだに!」どうやら食事の時間らしい。
早い夕食と、近場の釣り場では聞いたことの無かった方言と、圧倒的に迫ってくる天狗のお面・・・。
私はノスタルジックな雰囲気にすっかり興奮していた。
「やっぱり旅行はいいよな~」
J君もご機嫌である。C君も感慨に浸っているのか口数が少なかった。

・急用

早い食事を済ますと、一斉に川に出た。日暮れまでに1時間有る。
エンテイのプ-ルを3人で狙った。トンボがいっぱい飛んでいたので、それを捕まえてエサにしたら途端に小型のヤマメが釣れだした。C君が型の良いヤマメを釣った。
3人でそのヤマメに見とれていると、突然C君が「俺、用事思い出した!」と叫んだ。
「え?!何の用事?」 
「姉貴と今日約束があったんだ」 
せっかく来たのだから、姉さんに電話して泊まっていくようにと言う二人の制止も全く聞こうともせず、その場から走り去ってしまった。
唖然としていた私は勝ち逃げされて、少し悔しいような寂しいような複雑な気分で彼の後ろ姿を見送った。

鈍感な私がC君の突然帰ることになった本当の理由が”天狗のお面が怖いから”と言う事実を知ったのは、それから何年も後のことである。.       


     ●その7 変人集合(1)

以前大学教授だった先輩Rも、私との釣行をキッカケにのめり込み先に”行ってしまった”一人である。
結婚式で新郎の親族として紹介される時でも、「学生に勉強を教えずに釣りばかり教えている大学教授」などと冷やかされる始末である。
ある日、近くに寄ったついでに先輩Rのいる大学の部屋を訪ねた。
その部屋には顔見知りの先輩がもう一人同室していた。部屋の真ん中には大きな水槽があり、その中で15㎝程の小さくて綺麗なヤマメが気持ち良さそうに身をひるがえしていた。
「先輩これどうしたの?」
「奥多摩で釣ってきた。」
「こんなに小さいのかわいそうだよ。」
「大きくなるまで大事に育てて、川に戻すんだ。」
幸せそうな表情を見ていると、それ以上何も言えなくなった。正論かも知れない。
小さいまますぐに釣られて心ない釣り人に一口で食べられてしまうよりは・・・。なによりも大好きなヤマメと一緒の空間で時が過ごせると言う贅沢がちょっぴり羨ましかった。
真夏に涼を運んできたヤマメに、同室のもう一人の先輩も嬉しそうだった。
それから3週間後、ボクシング部のコ-チをしに大学に来た際に、先輩Rではなく、あのヤマメに会いたくて部屋を訪ねた。
入ったとたん、部屋が暗く感じた。二人ともいるのだが表情が沈んでいる。
とっさに水槽に目をやると、あのヤマメはいなかった。
「死んじゃったの?」 
「・・・」 
「先輩のことだから涙浮かべながら土掘って埋めて、墓作ったんじゃないの?」
「・・・」
すると突然もう一人の先輩が、悲痛な表情で私に訴えるように「それならまだいいよ!
いまだ別れられなくて死んで一週間も経つのに、皿にのせて冷蔵庫の中にまつってるんだから・・・。一緒に暮らして冷蔵庫利用してる俺の気持ちが分かる?」
私は「変人じゃないの?!」と冷やかしながら部屋を出た。
同室の先輩も可哀想だが一番可哀想なのはヤマメである。


     ●その8 変人集合(2)

変人S君は、フライタイイングの達人である。
彼の巻いたフライは完璧な物ばかりで、管理釣り場でインストラクタ-をしているエキスパ-トと呼ばれている人までもが、ボ-ゼンと見とれてしまう程である。
ある日私は彼が釣り場に持って来たテレストリアルフライが、何時にもましてリアルなことに注目した。その怪しげな艶と質感はどう見ても本物のように見えた。
「これ、何見て巻いたの?」 
「家にいたゴキブリ・・・うそうそ!殺してないよ-まさか-」
「・・・!」 
私は彼の家にはゴキブリも蚊も少なくなってると確信した。
     
     
     ●その9 変人集合(3)

2002年3月1日、フライフィッシングのエキスパートしばた和氏の事務所を訪ね、マテリアルとリ-ダ-とティペットを仕入れた。
その日の夜、さっそく通販責任者の「変人J」君に持って行った。
変人は満足そうに販売用と自分用を区分けした後、耳を疑うような一言!
「今日はこいつと風呂に入る」
「え?!」
私は彼の手元にあるリ-ダ-を確認するように見つめながら、「な、何で?」と聞いた。
「ス-パ-フロ-ティングリ-ダ-と言うぐらいだから、どのぐらい浮くのか確かめる」
私は変人の顔をじ-っとのぞき込みながら、恐る恐る質問した。
「今まで他のどんなものと風呂に入ったの?」
変人は自慢げに答えた。
「ヘア-ズ・イア-ニンフ」
「な、何で?」
私はリアルというよりも”そのもの”であるウサギの耳から毛を引きちぎりながら作るそのニンフと一緒に風呂で遊ぶ彼の姿を想像しながら、オカルトの世界に引きずり込まれないようにと祈った。
変人は、「風呂の中でニンフのヘア-が水流にもまれてどういう風に揺れ動くのか見たかった」
「どうだった?」
「ベチャ-ッとしてて、ち-っとも分からん。魚しか分かんね-よ。わっはっは!」
変人がフライを始めたのは、私が連れて行ったのがキッカケである。私はあまり意識していないが、たまに私のことを”師匠”と呼ぶ。だが私はこの日、彼が私を完全に追い越して”行ってしまった”事を痛感した。       


     ●その 10 お姫様

東北は福島県南会津に、桧枝岐と言う昔平家の落人が隠れ住んだ事で有名な村がある。
春に同じ南会津の湯野上温泉にある鶴沼川に、友人と3人で釣りに行った時だった。
渓流脇で畑仕事をしている若い婦人、菓子パンやコーヒーを買いに入った雑貨屋のかみさんも一様に綺麗である。
「ここは桃源郷だな。」「きっとここも桧枝岐と同じで、先祖は平家のお姫様達だぜ。」

そんな話で盛り上がりながらポカポカ陽気の渓流沿いの道を歩いていると、今度はセーラー服の可憐な女子高生が二人自転車で近づいてくる。
二人とも色白でハッキリとした目鼻立ち、大きな瞳に吸い込まれそうだ。ニコッと微笑み、手を振りながら「ようこそ、湯野上へ」と確かに言った。
我ら一同.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル
都会では絶対にありえない出来事である。となりの友人は何を勘違いしたのかポケットからお札を出そうと慌てている ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
女子高生二人は、こちらが見えなくなるまで、振り向いては手を振り続けて去って行った。しばらく歩くと「インターハイ開催!」と書かれた大きな看板が所々で目に付いた。地元一丸となって夏のインターハイ開催を成功させようと頑張っていて、女子高生達もオヤジ3人に手を振って微笑んでくれた訳だ。

タバコが切れたので一同タバコ屋へ。
お姉さんが出て来て、あまりの美しさにこれまたビックリ! w(゜o゜)w w(゜o゜)ww(゜o゜)wオオー!
いくぶん彫が深くて、スッピンなのに化粧をしているように見える。切れ長な流し眼からニコリと見つめられて、その色気にオヤジ3人金縛りに会った様に横一列に整列してしまった。┏| ̄^ ̄*┏| ̄^ ̄* | ┏| ̄^ ̄* ||
ゴクリとつばを飲み込む音を立てた友人が、マイルドセブンとセブンスターの並ぶ棚を指差して「タバコ下さい」と言った。
お姉さんは、何かをたくらんだようないたずらっぽく怪しい眼でわれら3人を見回した後、低い声でゆ~っくりとこう言った。
「ま・い・る・ほ~お(参る方)?ま・い・ら・な・い・ほ~お(参らない方)?」
整列したオヤジ3人打ち合わせをしたわけでもないのに、一斉に
「マイルド(参る方)セブン~!」と答えていた。\(。・_・(。・_・(。・_・。)ノ
      

     ●その11 受け狙いのうまい奴

南伊豆波勝崎と言う所に、お猿がたくさんいる海岸が有る。
若い頃友人Sと一緒に遊びに行った。

今はどうだか分からないが、当時はお猿との触れ合いも多い反面、いたずらされることも多かった。
到着してすぐに女性の悲鳴が聞こえたので振り向くと、猿がおばさんのハンドバックをひったくって塀の上に逃げている。監視員が「こら!」と怒ると、余計皮肉れてハンドバックを下に向けて開いて中身を全部下に落としてしまった。友人Sと私はいけないと思いながらもこらえ切れずに笑ってしまった。

無法常態かと思ったがそうでもない。犬が3匹離れて並び一定の場所から猿達が逃げられないように監視している。

お猿の海岸を散歩していると、今度は若い女性の正面に小猿が座り込んでスカートを引っ張って話さないでいる。困った女性がハンドバックからクッキーを出して渡すと喜んで食べる。便乗して後ろにも座り込んで女性のスカートを引っ張ってねだる奴がいる。それは何と!いつの間にか私の隣から消えた、友人Sだった(爆笑)。
女性はゲラゲラ笑いながら「あら、貴方も欲しいの?!」と言って、Sにもクッキーをくれた。私はSからクッキーのおすそ分けをもらい、楽しい旅行に満足した。

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